2026-11-06
ウルセラ vs シュリンク|最大の違いは「見ながら照射できるか」
ウルセラとシュリンクはどちらもHIFU(高密度焦点式超音波)機器ですが、ウルセラは施術中にモニターで皮膚層を確認しながら照射できる点が大きな違いです。筋膜の深さは人や部位で異なるため、見ながら照射する重要性を解説します。

ウルセラとシュリンクの共通点
どちらも超音波を利用した機器で、一般的にHIFU(ハイフ)と呼ばれています。
超音波をただ照射するのではなく、高強度で焦点を絞り、特定の層だけを狙う方法です。
リフティングの主なターゲットは筋膜で、脂肪隔膜に照射するとタイトニングや脂肪減少効果も期待できるため、幅広く活用できます。
ウルセラがオリジナルの機器で、シュリンクは国産でありウルセラを模した機器です。
シュリンク以外にも多くの機器がありますが、やはりシュリンクが最も普及しているため、これを基準に比較することにしました。
ウルセラとシュリンクの違い
違いというよりも、実際にはウルセラだけが持つ特徴です。
ウルセラでは超音波が2種類照射されます。
ひとつは、シュリンクと同様にターゲット層へエネルギーを届けるための超音波です。
もうひとつは、皮膚層をリアルタイムで確認するための可視化(visualization)用の超音波です。
まだ特許が切れていないと聞いており、これがウルセラが唯一無二の地位を築いている最大の理由です。
別の言い方をすると、ウルセラ vs シュリンクは
見ながら照射すること vs ブラインドで照射すること
という違いと言えるでしょう。
なぜそれが問題になるのか? 経験が豊富なら一目で当てられるのでは?と思われるかもしれません。
数千人にウルセラを施術してきた私でも、超音波モニターを見ると予想が外れることは数えきれないほどあります。
いかつい見た目の男性だから筋膜は深いはず!と思ったのに、実際には少女のように浅い筋膜のこともあり、
華奢な女性だから筋膜は浅いはず!と思ったのに、実際には最も深い4.5mmでも、ギリギリ届くかどうかというケースがあります。
つまり、予測は不可能だということです。だからこそ、必ず中の層を確認しながら施術する必要があります。
さらに、同じ人の顔でも部位によって筋膜の深さは異なります。
この記事を書くにあたり、参考写真を実際に撮ってみました。


こちらがウルセラの超音波モニターです。
ある方の左側の顎ライン付近で撮影した写真が左側で、そこから1cmほど上に移動して撮影した写真が右側です。
左の写真では、3.0の深さに太く白く見えるラインが筋膜ですが、
右の写真では、筋膜が4.5の深さまで下がっています。
少し難しいですよね? 要約すると、
人によって、また部位によって筋膜の位置が異なるため、
見ずに照射すると正確な層に届かない、
ということです。
例1)左の写真のように、顔全体で筋膜が3.0の深さにある方がいると仮定します。
シュリンクを4.5で600ショット照射 → 効果なし。一部の深層脂肪が減少し、老化を促進(最悪のシナリオ)
シュリンクを3.0で600ショット照射 → 運よく当たり、効果あり。
シュリンクを4.5と3.0で半々に照射 → 実質的にシュリンク300ショット分の効果のみ。効果が出ない可能性が高い
例2)右の写真のように、顔全体で筋膜が4.5の深さにある方がいると仮定します。
シュリンクを4.5で600ショット照射 → 効果あり。
シュリンクを3.0で600ショット照射 → 筋膜に届かず、リフティング効果が低下。
シュリンクを4.5と3.0で半々に照射 → 筋膜に300ショット + 脂肪に300ショット。
例3)実はあの2枚は一人の顔です。解剖学的に、筋膜の深さが3.0と4.5で半々だと仮定します。
シュリンクを4.5で600ショット照射 → 筋膜に300ショット分の効果 + 老化促進の可能性が上昇
シュリンクを3.0で600ショット照射 → 筋膜に300ショット分の効果 + 脂肪に300ショット
シュリンクを4.5と3.0で半々に照射 → 図のように、それぞれが筋膜に入れば600ショット分の効果。しかし逆に入ってしまうと最悪…
(ウルセラでは、半々の照射を図のとおりに筋膜へ当てることができます)
このようになります。
しかし、ウルセラは見ながら照射するため、百発百中で狙った層に入れることができます(もちろん、モニターをしっかり見る必要はありますが)。
一方、シュリンクは効果がランダムに出たり、効果が出ないケースが生じてしまいます。
そのため、シュリンクを何度も受けるよりウルセラを1回受けた方が良いという話が出てくるのです。
実際、私もそう思います。
さらに、本記事は両機器の出力が同じであるという前提で書いていますが、別会社が製造した機器の出力が本当に同じなのかも疑問です。
個人によって筋膜は生まれつきの部分もありますが、体重の変化によって変わることもあり、解剖学的な位置によっても異なるため、施術中に必ず確認する必要があります。
また、4.5で照射してはいけない部位もあります。これはウルセラでもシュリンクでも同じです。
私は、誰かの老化を促進させてしまうかもしれないと思うと怖くて、シュリンクのようなブラインド施術は行っていません。
一方で、怖いもの知らずにシュリンクをバンバン照射する方々が、4.5で照射してはいけない部位まで考えながら施術しているのか、少し疑問に思います。
※これは数か月前に、とあるカフェに私が直接投稿した記事です :) お役に立てれば幸いです。
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よくある質問
ウルセラとシュリンクの共通点は何ですか?
どちらも超音波を利用するHIFU(高密度焦点式超音波)機器です。超音波を高強度で集束させ、特定の層だけを狙う方式で、リフティングの主なターゲットは筋膜です。脂肪隔膜に照射すると、タイトニングや脂肪減少効果も期待できると記事では説明されています。
ウルセラとシュリンクの最大の違いは何ですか?
施術中にモニターで皮膚層を見ながら照射するかどうかが、最大の違いとして説明されています。ウルセラは、エネルギーを届けるための超音波に加えて、皮膚層をリアルタイムで見るための可視化用超音波も併用します。一方、シュリンクは層を確認せずに照射するブラインド方式です。筆者は、この機能の特許がまだ切れていないと認識していると述べています。
筋膜の深さは人によって異なりますか?
はい、人や部位によって筋膜の深さは異なると説明されています。同じ顔でも部位ごとに深さが違うことがあり、筆者は外見だけでは予測が難しいため、モニターで直接確認する必要があると強調しています。
シュリンクを何度も受けるより、ウルセラの方が良いのでしょうか?
筆者は、ウルセラを1回受ける方がシュリンクを何度も受けるより良いという意見に、個人的見解として同意すると明らかにしています。ブラインドで照射すると筋膜の深さを合わせにくく、効果がランダムに出たり、出なかったりするためだと説明しています。
シュリンクのブラインド施術には、老化を促進させる懸念がありますか?
はい、筆者は、誤った層にエネルギーが届くと老化が促進される可能性があると懸念しています。そのため、筆者はブラインド方式の施術は自身では行っていないと明らかにしています。4.5mmの深さで照射してはいけない部位もあり、これはウルセラとシュリンクのどちらにも当てはまると説明しています。